アイピーロックスジャパンは,データベース管理システム(DBMS)の脆弱性を監査するソフトの新版「IPLocks V6.5」を,2008年10月14日に販売開始する。新版では,監査対象となるDBMSの種類を問わない,汎用の接続機構を提供する。価格は150万円(税別)から。開発会社は米IPLocks。

 IPLocksは,DBMSの脆弱性を監査するソフト。パッチが当たっているか,パスワードが破られやすいか,などのDBMSそのものの脆弱性を監査するほか,DBMSのトランザクション・ログからアクセス記録を抽出し,保存する。いつどのようなアクセスがあったのかを調べられる。内部統制向けのレポート作成機能なども備える。

 監視対象となるDBMSは,Oracle 8i以降,SQL Server 2000/2005,DB2 UDB v7.2以降。今回の新版では,さらに,汎用のデータベース・コネクタ機構を実装したとしている。ユーザーが独自に定義を設定することで,IPLocksが本来サポートしていないDBMSからでも,接続APIを通して監査に必要なログ情報を取得できるようになるという。

 IPLocksの稼働OSは,Red Hat Enterprise Linux 4以降,Windows Server 2003,Solaris 9。監視対象のDBMSから取得した監査ログは,IPLocks側のOracleまたはPostgreSQLに格納する。