写真●bモバイル3G・アワーズ500で提供するUSBタイプのデータ通信端末
写真●bモバイル3G・アワーズ500で提供するUSBタイプのデータ通信端末
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 日本通信は2008年9月11日,HSDPA(high speed downlink packet access)を利用した法人向けのデータ通信サービス「bモバイル3G・アワーズ500」を発表した。NTTドコモとのレイヤー3接続に基づいたもので,法人向けは8月に発表した「I・Care3G」(関連記事)に続く第2弾となる。9月19日から出荷を開始する。

 bモバイル3G・アワーズ500は月額制のサービスではなく,一定期間の通信利用権とデータ通信端末をパッケージ化した製品。初回の利用開始日から600日(約20カ月)以内であれば,累計500時間分のデータ通信を利用できる(利用時間は1分単位でカウント)。

 端末は中国ZTE製のUSBタイプで,microSDカードのリーダー/ライター機能を備える(写真)。価格はオープンで,市場推定価格は9万9800円。接続ソフト(bアクセス)の対応OSはWindows Vista/XP SP2以降。外形寸法は幅26.5mm×奥行き12mm×高さ69mm,重さは約30g。

 同社は個人向けでも同様のサービス「bモバイル3G・アワーズ150」(関連記事)を提供済み。今回,法人向けに通信の利用時間と利用可能期間を長く設定した。毎月20日間利用すると仮定した場合,1日当たり75分間利用するとちょうど20カ月となり,月額換算で4990円になるという。またアワーズ500から接続ソフトの起動画面に利用可能な通信時間(残り時間)を表示するようにした(従来は接続設定画面に表示)。このほか,USB端末をノート・パソコンに挿すだけで電波状況を確認できるようにもしている。

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