図 Blue Ocean Wirelessの株主構成
図 Blue Ocean Wirelessの株主構成
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 NTTドコモは2008年9月11日,アイルランドの通信事業者で船舶向けのGSM携帯電話サービスを提供するBlue Ocean Wireless(BOW)に対して,第三者割当増資によって約1000万ドル(約11億円)を出資したと発表した(発表資料)。NTTドコモは,Blue Ocean Wirelessの株式全体の約11.5%を保有する第4位株主となった(図)。

 NTTドコモは,フィリピンの通信事業者であるPhilippine Long Distance Telephoneおよびその子会社であるSMART Communications(SMART)と広範な事業分野における業務提携の実施を共同検討するなど,海外事業の推進に向けた取り組みを進めてきた。今回,新たな成長機会の創出に向けた取組みとして,船舶モバイル通信事業に高い優位性を持つBOW社に出資を行うことにした。今後はSMART社と連携して,船舶上で利用可能な通信サービスの利便性向上に向けて,BOWを支援する。