写真●KDDIが来春に発売を予定する「E30HT」
写真●KDDIが来春に発売を予定する「E30HT」
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 KDDIは2008年9月11日,台湾HTC製の法人向けスマートフォン「E30HT」(写真)を2009年春に投入すると発表した。同社SaaS基盤「Business Port」との連携,マイクロソフトの端末管理ソフト「Microsft System Center Mobile Device Manager 2008」を利用したソリューションを展開していく。端末価格や料金プランは未定。基本的には法人向けに販売するが,個人ユーザーでもauショップで購入できるようにする見通しである。

 E30HTは,OSにWindows Mobile 6.1 Professional Editionを搭載したスマートフォン。約2.8インチのVGA液晶(480×640)を搭載し,数字キーを最上段に配置した5列QWERTYキーボードを搭載する。タッチパネル方式を採用しており,10キー入力アプリケーションを使えば,片手で日本語を入力することもできるという。通信方式は下り最大3.1Mビット/秒,上り最大1.8Mビット/秒のEV-DO Rev.Aに対応し,CDMA2000方式による国際ローミングも可能。

 このほか,IEEE 802.11b/gの無線LAN,320万画素のオートフォーカス対応カメラ,StandaloneGPS(衛星の情報を直接受信して携帯電話端末内で測位処理を実行する方式)も搭載する。サイズ(暫定値)は幅52mm×奥行き106mm×高さ17.85mm。重さ,連続通信時間,連続待ち受け時間,充電時間は未定である。

 主な機能は,10キー入力アプリ,ドキュメントビューアーPDF,Opera Mobile,ActiveSync,Internet Explorer Mobile,Office Mobile,Outlook Mobile,TouchFLO,ZIP,対応サービスはau ICカード,Cメール(受信のみ),グローバルパスポートCDMA/GSMとしている。

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