ヤフーは9月10日、同社のWeb検索サービスをベースに、検索窓/検索結果ページのデザインや検索動作の設定をWebサイトなどに合わせて調整できる新機能「Yahoo!検索カスタムサーチ」の提供を開始した。「Yahoo! JAPAN ID」を取得すれば無料で利用できる。

 Webサイトやブログの運営者は、新機能の設定ページでデザインなどを指定するだけで、オリジナルの検索サービスを作れる。設定内容は、リアルタイムにプレビューされる画面を確認しながら調整する。最終的に出力されたHTMLコードをWebページやブログに張り付けると、検索窓を設置できる。

 検索窓は、「サイト内検索」/「ウェブ検索」切り替えタイプ、「サイト内検索」専用タイプ、「ウェブ検索」専用タイプの3種類が選べる。検索窓の背景、枠の色、サイズなどの指定も可能。検索結果ページは配色を指定できるほか、独自のロゴ画像や背景画像を設定しておける。

 特定の複数ドメイン(最大30個)に絞った検索や、特定ドメイン(最大30個)を除外した検索が行える。検索対象言語は、日本語のほか37言語から選ぶ。入力された検索キーワードに自動追加/除外するキーワードも指定できる。例えば、「動物」を追加キーワードとすると「犬」という入力に「動物」を加えて検索を実行し、「柴犬」を除外キーワードとすると「犬」と入力された際に「柴犬」を含まない検索結果だけを返す。

 同社は、検索インデックス情報を確認できるツール「Yahoo!検索サイトエクスプローラー」(関連記事)のバージョンアップも実施した。動的URLの設定上限をこれまでの3件から10件に増やしたほか、httpsプロトコルやYahoo! JAPANの「ログインシール」機能に対応させた。

■関連情報
・ヤフーのWebサイト http://www.yahoo.co.jp/