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 デジタルサイネージ事業のソフィアモバイルは9月10日、電子POPを広告媒体として利用する携帯電話対応アフィリエイトサービスを開始した。電子POPを設置する店舗などは広告収入が得られ、広告主は店舗立地/来店者属性に合わせた広告展開や、陳列しにくい商品の紹介などが行えるという。

 同社は、電子POP製品系列「nanica」(関連記事)のディスプレイで流す各動画広告に、誘導用URLを設定しておく。来店者がICカード対応の携帯電話をnanica端末にかざすと、URLで指定されたWebページを閲覧できる。来店者が誘導先で会員登録や商品購入などを行うと、端末を設置した店舗がアフィリエイト報酬を得る。広告選定/動画配信スケジュール指定や利用者のタッチログ解析といった操作は、店舗が管理システムを使って自ら行える。

 実店舗に広告を出すため、インターネット上のアフィリエイトと異なり、店舗の立地や来店者に適した商品/サービス訴求が可能になるという。また棚には陳列できないものなど、物理的な制限にとらわれず、さまざまな情報を伝えられると同社は見ている。今後、スーパーやドラッグストア、外食チェーン店、各種アミューズメント施設などへ導入を進めていくとしている。

■関連情報
・ソフィアモバイルのWebサイト http://smobi.jp/