Scene7 Media Portalの操作画面例
Scene7 Media Portalの操作画面例
[画像のクリックで拡大表示]

 米Adobe Systemsは米国時間2008年9月8日,SaaS型メディア管理ソフトの新版「Scene7 Media Portal 3.0」を発表した。これは同年8月に発表したリッチ・メディア・プラットフォーム「Scene7 4.0」のアドオン・モジュールで,これまでは「Image Portal」という名称で提供していた。

 新版では,リッチ・メディアを使ったクロス・チャネル・マーケティングを合理化する「Administrator」機能を追加した。これによりシステム管理者がユーザーの追加/削除やリッチ・メディアへのアクセス制御を柔軟に行えるようにした。

 コンテンツ作成者がコンテンツを一括編集したり,追加したりするためのメタ・フィールドもカスタム設定できる。また,ファイルの形式やサイズ,解像度といった標準化ルールを定義して画像のアップロードや配信を効率良く行えるようにした。

 同社Consumer and Hosted Solutions部門担当副社長のDoug Mack氏は,「企業はさまざまなチャネルにおいてリッチ・メディアを利用するようになった。Media Portal 3.0はMedia Scene7 4.0とシームレスな連携が可能なため,手間とコストを削減しながら,動的なデータ駆動型コンテンツを顧客とのタッチポイントで活用できる」と述べている。

 Media Portal 3.0の出荷開始時期は,英語版が同日。日本語,フランス語,ドイツ語,スペイン語の各版は,2008年10月の予定である。