米Microsoftは米国時間2008年9月5日より,同社のゲーム機「Xbox」シリーズを値下げする。ホリデー・シーズンを前に最下位モデルを199.99ドルに設定し,市場シェアの拡大を図る。

 ハードディスク容量を60Gバイトに拡充した標準モデルを299.99ドル。ハードディスク容量が120Gバイトの最上位モデル「Xbox 360 Elite」を399.99ドルで提供する(いずれも推定小売価格)。ハードディスクを搭載しないエントリモデルの「Xbox 360 Arcade」が199.99ドル(推定小売価格)とする。

 同社によると,ゲーム機の売れ行きは価格が200ドルを下回ってから急伸するという。Microsoft,Interactive Entertainment事業担当上級副社長のDon Mattrick氏は,「消費者の多くはゲーム機の価格が200ドルを切った時点で購入を決意するため,今回の価格改定はゲーム業界と消費者にとって大きな節目となるはず」とコメントしている。

 米メディア(CNET News.com)によると,任天堂が2年前にリリースした「Wii」の価格は249ドルで,Xbox 360 Arcadeの249ドルや,80Gバイトの「PlayStation 3(PS3)」の400ドルを下回っていることが強みだった。今回の値下げで,Xbox 360 Arcadeが最も安価な次世代ゲーム機となる。

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