米Sun Microsystemsは米国時間2008年9月4日,オープンソースのデスクトップ仮想化ソフトウエアの新版「xVM VirtualBox 2.0」の提供を開始した。同社Webサイトからダウンロードできる。新版の公開に併せ,企業向けサポート・サブスクリプション「xVM VirtualBox Software Enterprise Subscription」の提供も発表した。

 新版は,サポートするホストOSとしてMac OS X,Linux,Windows,Solaris,OpenSolarisなど主要OSに加え,64ビットのWindows VistaやRed Hat Enterprise Linuxを追加した。また,Mac向けに新しいユーザー・インタフェースを用意したほか,Mac OS XとSolarisでのネットワーク機能およびAMDチップ上でのパフォーマンスの向上を図った。

 同時に発表した企業向けサブスクリプション・サービスには,24時間365日体制のサポートが含まれる。サービスの利用料金は1ユーザー当たり年間30ドルから。ボリューム・ディスカウントも用意する。

 同社によれば,xVM VirtualBoxのこれまでのダウンロード件数は650万件を超えており,1日当たり約1万5000回ダウンロードされているという。

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