JUDE/Share
JUDE/Share
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 チェンジビジョンは,UMLモデリング図やE/R図など各種のシステム設計図面をWebで公開し関係者間でレビューするためのコミュニケーション・ソフト「JUDE/Share」を,2008年10月27日に販売開始する(β版は9月10日に公開する)。30個までの設計図を扱える通常版「Entry Edition」が税込21万円。扱える設計図を2個までに限定した「Free Edition」は無償で利用できる。

 JUDE/Shareは,E/R図など各種のシステム設計図面を,開発プロジェクトの関係者間でレビューするためのコミュニケーション・ソフト。Webアプリケーションとして動作する。設計図をWebで公開/共有し,公開された設計図に含まれる個々の要素(オブジェクト)ごとに文字によるコメントを付けられる。コメントに対するコメントといった,レビューにおける簡単な対話も可能。設計図の作成者は,Web画面を通じてコメントを把握し,オリジナルの設計図に反映後,新たな設計図をアップロードしたりできる。

 設計図として利用できる図面は,同社のシステム設計支援ソフト「JUDE/Professional」で作成したファイル「JUDEファイル」である。UML図から,E/R図,CRUD図,マインドマップなど各種の設計関連ドキュメントが対象になる。レビューの参加者に必要なシステムは,Internet Explorer 6以降など,Flash Player 9とJavaScriptを実行可能なWebブラウザ。レビューしたいJUDEファイルをJUDE/Shareにアップロード/登録するとレビューを開始できる。

 JUDE/Shareの稼動OSは,LinuxまたはWindows Server 2003。プラットフォームとなるミドルウエアとして,Javaアプリケーション・サーバー・ソフトのTomcatと,データベース・サーバー・ソフトのH2 Database Engineを同こんしている。