モバイル・ソリューションを手がける米Crisp Wirelessは米国時間2008年9月3日,米国のモバイル・サイト利用状況に関する調査結果を発表した。それによると,同年第2四半期におけるモバイル・サイト利用は前期比29.4%増と大幅に拡大した。モバイル・キャリアのポータル・サイトからのトラフィックは減少傾向にあり,代わりにモバイル検索サイト経由のトラフィックが増大を続けている。

 検索エンジンからのトラフィックが全体に占める割合は,前期の7.51%から9.45%に増加した。最も利用の多いモバイル検索サイトはGoogleで,モバイル検索全体の82%を占めている。

 モバイル・ユーザーの多くは,午前中に地方ニュースを閲覧しており,全国ニュースについては1日を通して閲覧している。スポーツ・ファンは好きなチームの試合のスコアやハイライトを確認する傾向が強く,トラフィックが最も多いのは夜間と週末だった。

 女性は,パソコン向けサイトの場合と同様に夜の遅い時間帯と週の前半にモバイル・サイトにアクセスすることが多い。若い女性は深夜,とりわけ週末の利用が目立った。

 このほか,娯楽およびオンライン・サービスのモバイル・サイトは,週末の計画を立てるために利用する人が多く,特に週末の夜間にアクセスが増加した。