米Time WarnerのAOLは米国時間2008年9月3日,同社の広告事業部門Platform-Aにおいて,携帯電話「iPhone」ユーザーをターゲットにした広告サービスを開始した。Platform-A傘下のモバイル広告配信ネットワーク「Third Screen Media」を介して提供する。

Third Screen Mediaをはじめ,Platform-Aのオンライン広告ネットワーク「Advertising.com」,AOLの主要ネットワーク上のWebサイトをiPhoneユーザーが閲覧すると,iPhone専用の広告を配信する。同サービスでは,広告を閲覧しているユーザーをiPhone向けに最適化したマーケッタのWebサイトに誘導することも可能。

 Platform-A部門担当社長のLynda Clarizio氏は,「今回提供するサービスでは,iPhoneユーザーへのリーチはもちろん,iPhone向けに最適化されたバナー広告を配信できる」と述べる。なお同社によると,新サービスによって毎月7500万件の広告をiPhone向けに配信できる見通し。

 Third Screen Mediaネットワークは,同社が2007年5月に買収した米Third Screen Mediaのモバイル広告配信プラットフォームを基盤にしている(関連記事:AOL,モバイル広告のThird Screen Mediaを買収)。

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