米iRobotは米国時間2008年9月2日,米陸軍PEO STRI(Program Executive Office for Simulation,Training, and Instrumentation)との間で最大2億ドルの納期未定・数量不確定契約(IDIQ)を締結したと発表した。この契約により同社は向こう5年間,米陸軍に対して軍用ロボットやスペア・パーツの供給,トレーニングや修理サービスなどを行う。

 同年5月に終了した前回のIDIQ契約では,米陸軍の購入できる製品がiRobotのロボット「PackBot」に限定されていた。これに対し今回の契約では,米陸軍は必要に応じて製品やサービスを追加購入することができる。同社はこれまで,1700台以上のPackBotを米軍に納入している。

 米メディア(CNET News)によると,iRobotは2008年6月,柔軟な素材の使用により狭い場所にも入ることができる新型ロボット「ChemBot」の開発に関して,米国防総省(DARPA)および米陸軍Research Officeとの契約を獲得している。