米Googleは米国時間2008年9月2日,企業向けオンライン・アプリケーション・サービス「Google Apps」用のビデオ共有サービス「Google Video for business」を発表した。Google Appsの有償版「Premier Edition」のユーザーは,既に英語版が追加料金なしで利用可能となっている。

 同社の動画共有サービス「YouTube」と同様,ビデオをアップロードして,企業/組織内の個人やグループ,全員に公開できる。タグや解説文の追加も行える。ビデオをイントラネットのWebページに埋め込んで紹介することも可能。検索,評価,コメント投稿といった機能も備える。Google Apps Premier Editionのドメインの場合,保存可能なビデオ・ファイルのサイズは1ユーザー当たり3Gバイト。

 ビデオは,ダウンロードしてオフライン環境や携帯用デバイスでも視聴できる。米Appleの携帯電話機「iPhone」上の「Safari」など,さまざまなWebブラウザに対応している。

 教育機関向けの無料版サービス「Google Apps Education Edition」のユーザーは,9月8日~2009年3月9日の期間限定で無償試用できる。それ以降の料金は,1ユーザー当たり年額10ドル。

 なお米メディア(CNET News.com)によると,Google Video for businessはYou Tubeにない独自機能として,サムネイル画像を頼りにビデオ内の特定場面へ飛べる「Scene Browser」を提供しているという。

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