クラスキャットは,インターネット・サーバー構築用ソフト「Cute Server Manager」の製品ラインを拡張し,新たにサーバー仮想化ソフトの運用管理機能を追加した2つのエディションを,2008年9月から順次出荷する。Xen Serverを管理可能な「ClassCat Cute VM-X Manager Enterprise Edition v5.0」(9月販売)と,VMware ESXiを管理可能な「同VM Manager Enterprise Edition v5.0」(10月販売)である。

 Cute Server Managerは,HTTP/FTP,DNS,メールなど,各種のインターネット・サーバーを構築するためのソフトである。Red Hat Enterprise Linux上で動作する。Webブラウザ経由で,各種インターネット・サーバー機能の設定や,プラットフォームOSとなるRed Hat Enterprise Linuxの設定ができる。同ソフトは,米Sun Microsystemsの「Sun Cobalt」をRed Hat Enterprise Linuxに移植したものである。

 今回,同シリーズの製品ラインに追加する2製品には,インターネット・サーバー機能やRed Hat Linuxの運用管理機能に加え,新たにサーバー仮想化ソフトの運用管理機能を追加した。同ソフトのサーバー・プラットフォームとして利用するサーバー仮想化ソフト環境の運用管理が可能になる。サーバー仮想化ソフトの稼働状況監視やログ管理,個々の仮想サーバーへのリソース再設定などが可能になるとしている。

 稼働環境は以下の通り。稼働OSは,Red Hat Enterprise Linux 5.2。OSは,XenやVMware ESXi管理下の仮想サーバー上にインストールして使うのが前提となる。このため,導入先となるハードウエアは,XenやVMware ESXiが動作するサーバー機となる。