マイクロフォーカスは，COBOL言語によるアプリケーション開発環境の新版を，2008年9月1日に販売開始した。Windows版の「Micro Focus Net Express 5.1J」と，UNIX/Linux用の「Micro Focus Server Express 5.1J」である。いずれも出荷は2008年9月30日。
Net Express 5.1Jでは.NET Frameworkの最新版をサポート。Windows Vistaが備えるGUI機能「WPF（Windows Presentation Foundation）」やコンポーネント間通信機能の「WCF（Windows Communication Foundation）」を使った.NET Framework 3.0/3.5対応アプリケーションを，Visual Studio 2008からCOBOLで開発可能にした。Server Express 5.1Jは，米IBMのメインフレーム「System z」上で動作するRed Hat Enterprise Linuxの上で動作するようにした。
Micro Focus Net ExpressとMicro Focus Server Expressは，基幹システムの再構築など，既存のCOBOL資産を現行の環境（OS/ハードウエア）上で動作させるといった用途に向く。開発元は英Micro Focus。価格は，Windows向けのNet Express 5.1Jがスタンドアロン動作で53万1300円（税別）から，UNIX/Linux向けのServer Express 5.1Jが同時利用5ユーザーで259万8750円（税別）から。
