写真●Eee Box B202のきょう体
写真●Eee Box B202のきょう体
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 台湾ASUSTeK Computer社は2008年9月13日,小型ノートPC「Eee PC」のデスクトップ版である「Eee Box B202」(写真1)を日本向けに販売を開始する。
 Eee Box B202は,米Intel社のAtomプロセッサを搭載する小型・省電力パソコン。幅26.9×奥行き222×高さ178mmで,重さは約1.16kgと小さくて軽い。VESA75/VESA100対応の液晶ディスプレイの背面に,Eee Box B202を取り付ければパソコン本体が隠れ,省スペース化が実現できる。OSにはWindows XP Home Editionを採用。メイン・メモリーは1Gバイト,HDDは80Gバイトを搭載する。
 同パソコンには「Express Gate」というソフトウエアが組み込まれている。これは,メインのOSを起動せずにWebブラウザやメッセンジャーなどでインターネットにアクセスできる組み込みLinux OS。電源投入からわずか7秒でインターネットにアクセスできるという。Express Gateは,以前「Splashtop」と呼ばれていた。Splashtopは米DeviceVM社が開発するLinux OSである。
 Eee Box B202の価格はオープン。推定市場価格は,本体のみが4万4800円,本体と15.6型液晶ディスプレイ(ホワイトまたはブラック)を組み合わせた場合が5万9800円,本体と19型液晶ディスプレイ(ブラックのみ)を組み合わせた場合が6万4800円。本体のカラーはホワイトとブラックが用意される。