米グーグルは開発者向けブログの中で,同社の携帯電話プラットフォームAndroidのアプリケーション流通を支援するサービス「Android Market」を開始する構想があることを明らかにした(写真)。

 ブログによると,サービスの形態は動画共有サイトであるYouTubeに似ているという。開発者は,開発したアプリケーションをサーバー上に説明を付けてアップロードする。利用したいユーザーはこれをダウンロードして,インストールする。YouTubeと同様に,ユーザーによるレーティングやフィードバックなどの仕組みも用意するという。

 Android端末は2008年第4四半期から出荷される予定だが,この時点のAndroid端末には,Android Marketを利用するためのソフトのベータ版が搭載されるという。このベータ版は,扱える対象を無償のアプリケーション流通に限定しており,決済機能やバージョン管理,異なるタイプのAndroid端末のサポート,分析機能などはその後の正式バージョンで対応する予定である。

写真●ブログで公開された「Android Market」の利用イメージ
写真●ブログで公開された「Android Market」の利用イメージ
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