米Sprint Nextelは米国時間2008年8月28日,同社のWiMAXサービス「XOHM」を利用した位置情報連動型サービスの提供に向け,米uLocate Communicationsなど複数のコンテンツ・プロバイダと提携したと発表した。今年9月にボルチモアでサービスを開始したあと,他の地域にも順次拡大していく予定。

 ノート・パソコンなどのWiMAX対応製品のユーザーは,自分の位置に応じて最適な店舗情報,イベント情報,天気予報,交通情報などを受け取れるようになる。また,ユーザーが興味のある地域情報を検索すると,検索結果が関連情報や道順とともに地図上に表示される。

 XOHMでは,さまざまなサービス開発者やデバイス・パートナが位置情報連動型サービスを提供できるように,WebサービスAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)を設定している。今回の中心的パートナであるuLocate Communicationsは,他のパートナによる地域コンテンツやサービスの提供を可能にする「WHERE」プラットフォーム,友人の居場所を確認できる「Buddy Beacon」アプリケーションを提供する。

 WHERE対応サービスを提供するパートナとしては,地域サービスに関するユーザーのレビューやランキングを提供する米Yelp,地域のイベント情報を地図上に表示するサービスを提供する米Eventful,地域ニュースを配信する米Topix,リアルタイムの交通情報を配信する米NAVTEQ,3日分の天気予報を配信する米AccuWeatherなどがある。