米Mozillaの会長Mitchell Baker氏が自身のブログに投稿した米国時間2008年8月26日の記事によると,Mozillaは米Googleとの契約を3年間延長した。これによりMozillaは「安定した収入を得られる」(同氏)。

 両社は,MozillaのWebブラウザ「Firefox」のインストール直後のホームページと検索ボックスについて,Googleの検索エンジンをデフォルトとして提示する契約を結んでいる(CNET News.com)。この提携契約について,2008年11月に終わる現行契約を更新し,期限を2011年11月とした。

 GoogleはFirefoxへのサポートに力を入れている(関連記事:Googleの技術者が語る「Firefoxへの深いかかわり」)。Firefoxが検索パートナから得ている年間数千万ドルの収入のうちのほとんどが,Googleからのものと見られている(関連記事:「Mozillaの収入はFirefoxの検索窓から年間数十億円」---Mozilla CEO Mitchell Baker氏)。

 Mozillaは,Googleによって支払われる契約金を,新たなプログラムやサポートを通じて,開発に貢献してくれるコントリビュータの支援にあてたいとしている。

[Baker氏のブログ投稿記事]