総務省が実施した次期BSデジタル放送の説明会の様子
総務省が実施した次期BSデジタル放送の説明会の様子
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 総務省は2008年8月28日,2011年以降に開始される次期BSデジタル放送の委託放送業務の参入希望調査を同日に開始するすると発表した。(発表資料)。新規参入を希望する事業者は,新規チャンネルの放送の種類(ハイビジョン放送やSDTV放送,データ放送など)や使用する周波数,伝送容量(スロット数)のほか,東経110度CS放送のチャンネルの画質向上を図るものであるかどうかなどを記載して,総務省に提出する。

 使用する周波数には,2011年7月のBSアナログ放送の終了によって空く3つの周波数帯域(第5,第7,第11チャンネル)と新規の4つのBSデジタル放送用周波数帯域(第17,第19,第21,第23チャンネル)に加えて,ほかのBSデジタル放送用周波数帯域(第1,第3,第9,第13,第15チャンネル)や東経110度CS放送用周波数も選択できる。なお総務省は同日に,次期BSデジタル放送の説明会を東京都内で開催した(写真)。

 総務省は2008年9月30日まで参入希望調査を実施する。その後,次期BSデジタル放送の委託放送業務の認定に関する基本的方針や参入希望調査を踏まえて制度整備案を作成し,2008年11月をメドに制度整備案を作成する計画である。委託放送業務の認定申請の受け付けは2009年4月に開始する予定だ。