米Klausner Technologiesは米国時間2008年8月26日,米Verizonの無線事業Verizon Wirelessと韓国LG Electronicsの米国子会社LG Electronics Mobilecomm USAをテキサス州東部の連邦地方裁判所に提訴したと発表した。Verizon Wirelessのボイスメール・サービスとLGの携帯電話が同社の特許を侵害したと主張している。

 Klausner Technologiesは発明家のJudah Klausner氏が設立した企業で,インターネットを介したボイスメール・サービスの技術に関して,世界中で特許を保有している。米メディア(Internetnews.com)は,今回同社がVerizonとLGのほか米Google,米Cox Communications,米Comverse Technologyなどに対しても訴訟を申請したと報じている。

 同社は,これまで米Apple,米AT&T,米eBayのSkype,米Vonageなどに対して同様の訴えを起こし,和解を勝ち取ってきた。現在,米Cablevision Systemsと和解交渉中。ライセンス契約を結んでいる米Sprint Nextelは訴えられていない(CNET News.com)。

 Klausner Technologiesが問題としているのは,米国特許番号「5,572,576」。タイトルは「Telephone answering device linking displayed data with recorded audio message」で,1994年3月15日申請,1996年11月5日成立。通話応答デバイスで受信したメッセージの発信者表示技術に関連するもの。

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