図●日立ソフトのメール誤送信防止ゲートウエイ・ソフト「留め~る(とどめーる)」の動作イメージ
図●日立ソフトのメール誤送信防止ゲートウエイ・ソフト「留め~る(とどめーる)」の動作イメージ
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 日立ソフトウェアエンジニアリングは2008年8月27日,メールの誤送信を抑止するゲートウエイ・ソフトを含むスイート製品「留め~る(とどめーる)」を発表した。メールの中継サーバーとして動作し,送信メールを一定時間保留。確認や削除,キーワードや添付ファイルの属性に応じた送信の許可/拒否などの機能によってメールの誤送信を抑止する。同年9月1日に販売を開始する。

 留め~るは,日立ソフトが販売するセンドメール製メール・サーバー・ソフトのスイート(「Mailstream Switch MTA」「Mailstream Manager」「Mailcenter Quarantine」で構成)に,日立ソフトが開発した「誤送信抑止モジュール」を統合したメール・ソリューション。メールの中継サーバーとして動作し,中継する送信メールを一定時間保留し,確認や削除といった機能を実現する()。

 主な機能として,保留時間内であれば送信者がWebの管理画面から送信を取り消せる「一定時間保留」機能,メールに含まれるキーワードや添付ファイルの属性に応じて誤送信の疑いのあるメールを送信者に通知する「誤送信リスク通知」機能を搭載。同機能によって保留時間を自動延長する機能も備える。また社外の宛先だけ保留して社内の宛先には即時送信する機能を用意。社内の第三者によるチェックを可能としている。今後は第三者の承認を経た後にメールを送信する「上長承認」の機能を追加する予定。

 価格は250ユーザーで163万円(税抜き)から。動作環境は,OSがRed Hat Enterprise Linux 4,CPUがCore 2 Duo(2.60GHz以上),メモリーが2Gバイト以上,ハードディスクが50Gバイト以上の空き容量となっている。

[発表資料]