NTTドコモは2008年8月25日,利用量に応じて2段階の料金プランを採用した新パケット定額サービスを開始すると発表した。新サービスはiモード向けの「パケ・ホーダイ ダブル」とスマートフォン向けの「Biz・ホーダイ ダブル」で,10月1日から開始する。

 パケ・ホーダイ ダブルは,iモードの通信量が1万2250パケットまでが月額1029円。1万2250パケットから5万2500パケット未満の間は1パケット当たり0.084円の従量課金。5万2500パケット以上はどれだけ利用しても上限額が月額4410円である。ただし,iモードフルブラウザを利用する場合には,7万1250パケット未満が従量課金となり,7万1250パケット以上が月額5985円の定額料金となる。現在の料金プランの上限額は,「パケ・ホーダイ」が4095円,「パケ・ホーダイフル」(iモードフルブラウザも対象)が5985円である。

 一方の「Biz・ホーダイ ダブル」は,iモード以外のFOMAパケット通信が対象。料金は,パケ・ホーダイ ダブルと同様に1万2250パケットまでが月額1029円で,それ以降は7万1250パケット未満が1パケット当たり0.084円の従量課金,7万1250パケット以上が5985円の定額料金となる。現在提供中のBiz・ホーダイの上限額は5985円。

 パケ・ホーダイ ダブルとBiz・ホーダイ ダブルのいずれも,国際ローミング中のパケット通信には適用されない。また,パソコンに接続して利用する場合の上限は定額の対象外となり,5985円を超えた分は1パケット当たり0.021円の従量課金となる。

 NTTドコモは10月1日からの提供開始に先立ち,9月26日から予約受付を開始する。現在提供中の定額サービス「パケ・ホーダイ」,「パケ・ホーダイフル」,「Biz・ホーダイ」と,パケット割引サービス「パケットパック10」,「パケットパック30」は2008年12月31日で新規受付を終了する。ただしこれらのサービスを利用中のユーザーは,2009年1月1日以降も継続して利用できる。

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