キヤノンマーケティングジャパンの子会社であるキヤノンITソリューションズは2008年8月22日、ニイウスコーとビックカメラの共同出資会社であるビックニイウスの全株式を取得すると発表した。ビックニイウスは沖縄県名護市でのデータセンター運営や、Javaによる開発などを手がけている。2003年11月にニイウスコーが51%、ビックカメラが49%出資し設立した。買収価格は非公表だ。事業譲渡は来月を予定しており、それに伴い社名を「クオリサイトテクノロジーズ」に変更する。

 今回の事業譲渡により、ニイウスコー傘下の事業会社はニイウスのみとなった(関連記事1関連記事2関連記事3)。残る事業は、既に譲渡した国際勘定系を除く「信販・クレジットオンラインサービス」などの金融系ASP事業のみ。ニイウスコーはそれらの事業の譲渡後に会社を清算する意向で、「なるべく早い時期に譲渡したい」(広報)としている。