東京ビッグサイトで開催中の「Security Solution 2008」では,住商情報システムがセキュリティ・パッチのエミュレータ・ソフト「BlueLane VirtualShield 4.0」を展示している。

 これはVMware上で稼動する仮想サーバーのOSやアプリケーションへのセキュリティ・パッチ適用を不要にするためのソフトウエア。BlueLane VirtualShield自体も仮想サーバーの一つで動作し,ほかの仮想サーバーのOSやアプリケーションに,あたかもパッチが適用されているように振る舞う。各仮想サーバーのOSやアプリケーションに最新のセキュリティ・パッチを適用する手間を省くことができるのがメリット。

 住商情報システムの赤澤卓真氏(IT基盤ソリューション事業部 基盤インテグレーション第3部 セキュリティソリューション第2チーム 主任)は,「仮想環境では複数種類のOSが稼働するので,パッチの適用手間だけでなく,適用すべきパッチの見極めにも手間がかかる。BlueLane VirtualShieldはこうしたシステム担当者の悩みを解決してくれる」と語る。BlueLane VirtualShieldの価格は,サーバーが2CPUの場合,69万8000円。