富士通は8月21日、企業向け次世代高速無線サービスを2009年夏以降に事業化する計画を明らかにした。KDDIや京セラなどが出資するUQコミュニケーションズと、ウィルコムの両陣営との協業を検討中で、MVNO(仮想移動体通信事業者)として通信事業を展開する。

 富士通は次世代高速無線通信サービスを、同社のネットワークサービス「FENICS II」の通信サービスメニューの一部とし、企業向けソリューションと組み合わせて提供する。具体的には、固定系アクセス回線の代替や補完、モバイル端末から企業内サーバーへのリモートアクセスするといった用途を想定している。