写真●セキュリティ・アプライアンス「Luida SecurOffice V4.0G」
写真●セキュリティ・アプライアンス「Luida SecurOffice V4.0G」
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 2008年8月20日から22日まで東京ビッグサイトで開催中の「Security Solution 2008」で,日本ルシーダがセキュリティ・アプライアンス「Luida SecurOffice V4.0G」を展示している(写真)。社員数100人以下の中小企業をターゲットにした製品で,導入の手間を省いて多機能化を実現しながら,他社製品の半額以下に抑えたという。

 Luida SecurOffice V4.0Gは,社内ネットワークに接続したパソコンのセキュリティを監視する製品。社内ネットワークに接続するだけで,同じ社内ネットワークに接続したパソコンの利用状況を監視できるようになる。具体的には,パソコンの操作記録の保存,パソコンから外部媒体へのデータのコピーや印刷などの禁止,メールの送受信記録の保存,Webアクセス記録の保存,パソコンのハードウエア/ソフトウエア構成の抽出,持ち込みパソコンの検出などである。監視対象のパソコンには,別途,専用ソフトをインストールしておく必要がある。1台のLuida SecurOffice V4.0Gで,最大50台のパソコンを監視できる。

 Luida SecurOffice V4.0Gの販売は,日本ルシーダの販売パートナーが手がける。販売パートナーは,NTTアドバンステクノロジ,日商エレクトロニクス,石川コンピュータ・センター,沖電気カスタマアドテックなど10社ある。このうち沖電気カスタマアドテックは導入後の保守サポートも手がけており,保守員が全国250カ所の保守拠点からオンサイトで駆けつける体制を整えている。

 同社のブースでは,販売パートナーの1社であるソリッドコンサルティングが製品説明に立っていた。同社によれば,「セキュリティ市場は大手企業の導入が一巡し,今は中小企業にまで広がっている」と話す。セキュリティ体制を強化した大手企業が,同様なセキュリティ体制を取引先の中小企業に求める動きがあるからだ。ソリッドコンサルティングでは,セキュリティのコンサルティング・サービスとセットにして,Luida SecurOffice V4.0Gを提案している。

 日本ルシーダでは,現在も販売パートナーを募集している。ただし,取り扱いを希望するソリューションプロバイダが多いため,現在は条件付きで参加を依頼している。具体的には,初期に一定台数を購入することや,年間販売台数のコミットなどである。