富士通ネットワークソリューションズ(FNETS,本社:神奈川県川崎市,社長:長富紘氏)は2008年8月20日,富士通のエリア限定型のワンセグ放送用コンテンツ配信システム「スポットキャスト」を効率的に運用するための「スポットキャスト用コンテンツマネジメントシステム」(以下スポットキャスト用CMS)を同日より販売すると発表した(発表資料)。

 富士通のスポットキャストは,微弱電波を使って最大周辺2m程度の近距離にある携帯電話機などのワンセグ対応端末に,商品説明やクーポン発行サイト情報などのコンテンツを配信するシステムである。店頭や店舗内のショーケース,展示品などの前にいるお客に対してコンテンツを配信する用途を想定している。一方FNETSのスポットキャスト用CMSは,ネットワークを介して広範囲に構成している多数のスポットキャストを運用するための管理システムで,(1)効率的なスケジュール管理,(2)きめ細かいユーザー管理,(3)障害情報の一括管理,(4)さまざまなシステム規模に対応可能――といった特徴を持つという。

 販売価格は管理サーバーソフトウエアが150万円(税別,以下同じ),中継サーバーソフトウエアが75万円で,導入支援,カスタマイズ,保守などのサービスは個別見積もりとしている。FNETSは,3年間で100システムの販売を目標としている。