写真●OPENスクエアの負荷分散装置「LM-1500」
写真●OPENスクエアの負荷分散装置「LM-1500」

 OPENスクエアは,中小企業向けに低価格をうたう負荷分散装置「ロードマスター」を,2008年8月19日に販売開始した。エントリ機種の価格は,初年度保守費用を含んで39万円(税別)。開発会社は,米KEMP Technologies。

 高さ1Uのラックマウント型で3モデルを用意する。全モデル標準で,画面推移においてCookieやIPアドレスなどを用いてアクセス先を同一Webサーバーに固定させるHTTPセッション維持機能や,SSLコネクション確立時の演算処理を代行するハードウエアSSLアクセラレータ機能などを備える。

 ロードマスターの最大の特徴は,価格を抑えている点。主要なスペックと価格は以下の通り。

 「LM-1500」は,39万円(税別)。HTTP GETリクエストは1秒あたり1万4000件,SSL接続は1秒あたり100件。ネットワーク・ポートは100BASE-TX×3で,スループットは最大92Mビット/秒。

 「LM-2500」は,99万円(同)。HTTP GETリクエストは1秒あたり4万件,SSL接続は1秒あたり1300件。ネットワーク・ポートは100BASE-TX×2および1000BASE-T×2で,スループットは最大385Mビット/秒。

 「LM-3500」は,160万円(同)。HTTP GETリクエストは1秒あたり8万件,SSL接続は1秒あたり3300件。ネットワーク・ポートは1000BASE-T×8で,スループットは最大3.2Gビット/秒。