苦境に立つIP電話ベンチャーの米Vonage Holdingsは米国時間2008年8月7日,同年第2四半期の決算を発表した。1回線当たりの平均売上高の上昇と加入回線数の増加によって,売上高が前年同期に比べ11%増加し,過去最高の2億2800万ドルに達した。

 GAAP(一般に認められた会計原則)に基づく純損失は700万ドル(1株当たり4セント)となり,前年同期の2300万ドルの純損失(同15セント)から改善した。調整後の営業損益は1200万ドルとなった(前年同期は1800万ドル)。

 1回線当たりの平均月額売上高は29.04ドルで,前年同期の28.38ドルから66セント上昇した。電話サービスでは,1回線当たりの平均月額売上高が27.92ドルとなり,前年同期の27.63ドルから29セント高くなっている。

 加入回線の純増数は2000回線で,合計は260万回線を超えた。月平均の解約率は3.0%で,前年同期の2.5%と比べると悪化しているが,前期の3.3%からは改善した。