図1●ブログ上で公開されているSnowlの画面イメージ
図1●ブログ上で公開されているSnowlの画面イメージ
[画像のクリックで拡大表示]

 米Mozillaは米国時間2008年8月6日,ブラウザ上にメールやRSSなどのメッセージを集約するFirefox拡張機能のプロトタイプ「Snowl 0.1」を公開した(図1)。同社の公式ブログ上で明らかにしたもの。

 Snowlは,Webブラウザを使って,電子メール,RSS/Atomフィード,ディスカッション・フォーラム,SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)など,あらゆるメッセージをFirefoxに集約することを目指している。今回公開した最初のプロトタイプでは,RSS/AtomフィードとTwitterの2つのメッセージ・タイプに対応し,メッセージ閲覧のために「list」と「river of news」の2種類のインタフェースを用意する。listは従来型の3ペインのレイアウトで重要なメッセージを読むためのもの。もうひとつのriver of newsは,気軽なメッセージの閲覧用となっている。

 Mozilla Labsは,今後のバージョンで,Facebook,AIM,Google Talkをソースとするメッセージ・タイプのサポート,メッセージを作成・送信するためのインタフェース,試験的なインタフェースの開発をサポートするAPIの追加などを検討しているという。

 Snowlの最初のプロトタイプは,MozillaのWebサイトからダウンロードできる。ただし,この初期段階のバージョンには多数のバグがあり,今後のバージョンで機能が無くなったり,全メッセージが消去されるような変更が加えられる可能性があると,Mozillaでは警告している。

発表資料へ