台湾Micro-Star International社は,2008年6月から世界各国で出荷されている,米Intel社の新プロセッサAtomを搭載したノート・パソコンWind Notebookのブランド名を,「Wind Netbook」に変更した。「Netbook」の知名度をアップしたいIntel社からの要望があったためとしている。

 Wind Netbookは,米Microsoft社が「ULCPC」と名付けたジャンルの製品(関連記事)。ULCPCにはほかに,台湾ASUSTeK Computer社の「Eee PC」や台湾Acer社の「Aspire one」などがある。

 Intel社は,ULCPCに相当するジャンルを「Netbook」と名付けていた。これは,2008年4月に開催された開発者会議「Intel Developer Forum」の中で,携帯機器のジャンルとして4.5型から6型の液晶を搭載した「Mobile Internet Device」(MID),12型以上の液晶を搭載した「Notebook」と並べて紹介していた。今回の変更は,Intel社がこのNetbookに含まれるWind“Notebook”の名称を統一したい強い意図があったと思われる。

 なお国内では,既に出荷されている「Wind Notebook U100」は,パッケージやカタログなどの名称だけが「Wind Netbook U100」に変更され,仕様などの変更がないまま継続販売される。