米Googleは,検索キーワードの傾向を多角的に分析できるサービス「Google Insights for Search」を米国時間2008年8月5日に発表した。広告主やマーケッタは,各種フィルタを指定して,より柔軟に検索傾向を把握できる。

 同サービスは,同社が今年5月にリリースした「Google Trends」をさらに発展させたもの。Google Trends同様,検索ボリュームの推移や,最も検索頻度が高かった国や都市名の一覧を表示するほか,検索ボリュームを世界地図上でヒートマップとして表す。そのキーワードに関連して検索されている用語や,急増しているキーワードも表示する。キーワードが検索された国,カテゴリ,期間なども細かく指定できる。

 たとえば,「gates」というキーワードの場合,「Computer Electronics」カテゴリを指定すると,関連キーワードとして「bill gates」「bill」「gates foundation」などが上位にランクインする。一方,「Home & Garden」カテゴリを指定すると,「garden gate」や「wooden gate」などが表示され,同じ「gates」でも庭のゲートや木製ゲートが検索されていることが分かる。

 他にも,「soccer」というキーワードに関して,2006年と2007年の検索傾向を比較したり,ドイツ,イタリア,ブラジルの3カ国における関連キーワードを比べるなど,さまざまな使い方ができるという。

 同サービスの利用は無料だが,Googleアカウントを取得する必要がある。

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