中小企業向けシステム開発のワープストリームは8月6日、非接触式IC技術「FeliCa」対応の会員ポイント集計ソリューションを発表した。消費者がすでに持っているFeliCa搭載ICカードや携帯電話「おサイフケータイ」を会員ポイントカードとして使うため、会員用磁気カード新たに作成したり、システム構築といった手間を省き、少ない予算で独自のポイントサービスを運営できるようにする。

 サービスは「やどかり・ポイント」の名称でASP型で提供する。顧客企業は、店舗にインターネット接続可能な自前のパソコンを設置し、縦11×横7cmほどのカードリーダーをレンタルすれば導入できる。会員情報/ポイント管理機能を備え、会員の状況や誕生日などに合わせてメールを送るといったマーケティング活動にも利用できる。

 料金は、初期費用が18万9000円、システム利用料が月額2万5200円。カードリーダーのレンタル料は月額1万500円。導入店舗数に上限は設けない。

 やどかり・ポイントは、ネットワーク関連の展示会Interop Tokyo 2008で優れた製品/サービスを表彰する「Best of Show Award 2008ベンチャー部門特別賞」を受賞ししている(関連記事)。

■関連情報
・ワープストリームのWebサイト http://www.warpstream.co.jp/