スウェーデンの携帯電話向け機器メーカーであるエリクソンは,ソフトバンクモバイルとHSPA(high speed packet access)ネットワークの拡張とアップグレードを引き受ける包括的な契約を結んだと,2008年8月6日に日本エリクソンが開催したセミナーで明らかにした。

 エリクソンはすでに7月18日に英文のリリースを発表していたが,日本語でのリリースは出さなかった。これは,日本国内の他の顧客である携帯電話事業者に配慮したためだという。

 今回の契約では,通信トラフィックが多い東京,名古屋,大阪で,既存のHSPA基地局を高速化する。また,新規に高速の製品を導入していく。

 さらに,基地局を収容する音声およびデータのバックボーン回線の増強や,そうした回線の保守サービスや新規導入した基地局のフル・ターンキー・サービスも提供していくことも今回の契約に含まれるという。

[発表資料へ]

■変更履歴
「既存のHSPA基地局をより高速の装置に入れ替える」としていましたが、正しくは「既存のHSPA基地局を高速化する」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2008/08/06 18:51]