インドのInfosys Technologiesは現地時間2008年7月31日，小売販売の実店舗で買い物客の行動などを監視するサービス「ShoppingTrip360」を発表した。小売業者と一般消費財（CPG：Consumer Packaged Goods）企業向けに，店舗内における買い物客の行動や販売棚の状態をリアルタイムで把握して情報を提供する。
ShoppingTrip360は，無線センサーを使ったアプリケーションのネットワークを活用するもの。このサービスの導入により，小売販売業者は，買い物客の数や流れなどを知ることで，会計が円滑に進むように利用できるレジの数を調整できるほか，高価なRFIDタグを使わずに販売棚レベルで人気商品の在庫などを監視できるようになる。
CPG企業は，このサービスによって店舗内でプロモーション製品の展示に適した場所を選択できるようになるほか，宣伝用ディスプレイを目にした買い物客の分析，特定のエリアにおける買い物客の流れ，実際の購入などを通じて，宣伝費用の有効性をより具体的に把握できるという。
また，買い物客にとっては，携帯電話による接客サービスを利用することで，売り場やレシピを調べたり割引券をダウンロードできるほか，好みに合わせたお勧め商品の情報などを受け取れるようになるという。
［発表資料へ］
