日本情報処理開発協会(JIPDEC)と日本適合性認定協会(JAB)は2008年8月1日から、BCP(事業継続計画)/BCM(事業継続管理)の認定制度の試験運用を始める。来年8月の正式運用を予定している。

 JIPDECとJABは連携し、BCMS(事業継続マネジメント:Business Continuity Management System)として日本国内で制度を運用する。取得したいユーザーは「認証機関」の審査・評価を受け、「認定機関」であるJIPDECもしくはJABから認定書を給付してもらうようになる。

 試験運用では審査に英国規格協会(BSI)が昨年11月に発行した規格「BS25999-2:2007」を用いる。来年の正式運用に適用する規格はその時点で見直す。現在、国際標準化機構(ISO)でBCP/BCMのISO化が進められており、それも視野に入れている。

 JIPDECとJABは、8月中旬以降にBCMSの詳細を公表し、9月には認証機関への説明会を開催する。このため実際にユーザーが認証を受けることができるのは10月以降となる見通しだ。