ゲームソフト開発大手の米Electronic Arts(EA)は米国時間2008年7月29日,2009会計年度第1四半期(2008年4~6月期)の決算を発表した。それによると,売上高は8億400万ドルで前年同期の3億9500万ドルと比べ2倍以上増加した。純損失は9500万ドル(希薄化後1株当たり損失は30セント)で前年同期の1億3200万ドル(同42セント)と比べて赤字幅が縮小した。

 「Battlefield: Bad Company」や「UEFA EURO 2008」,「Rock Band」といった人気タイトルの発売が売上増をけん引した。新作「SPORE」を同年9月7日に発売することも発表している。

 同社CEOのJohn Riccitiello氏は「2007年から実施している企業改革の成果が現れた。技術革新が活発になり,ゲームの質もますます向上している。新タイトルも過去最高のラインナップだ」と述べた。

 今後の業績見通しについては,2009会計年度通期(2008年4月~2009年3月)の売上高が49億~51億5000万ドル,希薄化後1株当たり利益が21~48セントと予測している(ともにGAAPベース)。