米国のソーシャルネットワーキング・サービス(SNS)大手「マイスペース」は、日本版で18歳未満の未成年者への保護を強化し、知人として登録した利用者同士に限定してコミュニケーションをとるよう機能を変更した。米国では15歳未満に適用している基準だが、日本では18歳未満へ引き上げて適用する。

 日本における未成年者のインターネット利用状況や、日米の環境の違い、さらに携帯電話向けサイトについて年齢制限の必要を審査する業界団体「モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)」での議論を踏まえ、日本では米国よりも保護を強化すべきだと判断したという。

 18歳未満の利用者が作成したプロフィールやブログは、ほかの利用者が検索できず、知人として登録した利用者以外は閲覧できないようにした。またメッセージのやりとりも知人同士に限定した。これに加え18歳未満の利用者を知人として登録する際は、相手がマイスペースに登録したメールアドレスまたは本名が必要となるようにした。

 このほか携帯電話版のサービスに関して、EMAに審査申請書を提出した。マイスペースは、今後も未成年者に対してサイト利用に関する教育、啓発を進めるとしている。

■関連情報
・マイスペースのWebサイト http://www.myspace.com/