米AOLのデジタル広告事業部門Platform-Aは米国時間2008年7月23日,同社が今年2月に買収したGoowy Media(関連記事:AOL,ウィジェット開発のGoowy Mediaを買収 )のウィジェット関連技術をウィジェット広告サービスに統合すると発表した。すでに同社広告サービスを導入している広告主に,付加価値機能として無償で提供する。

 Goowyは,ウィジェットの作成,配布,レポーティングなどに関連した技術プラットフォームと分析ツールを手がけている。広告主は,Goowyの技術を用いて,ウィジェット広告をカスタム作成し,AOLの主要サイトや,Platform-A傘下のAdvertising.comが広告を供給している多数のWebサイトに向けて配信することができる。Platform-Aのパブリッシャ・ネットワーク「Widgnet」に参加している「Bebo」や「Facebook」といったSNSサイト内でも表示することが可能。

 Widgnetでは,ウィジェット広告をアプリケーション上に表示するパブリッシャに対して,CPM(1000回表示当たりのコスト)ベースで報酬を支払う。

 米ComScoreが6月に実施した調査によると,Platform-Aは米国オンライン・ユーザーの90%にリーチし,広告ネットワークの首位を獲得した。Yahoo Networkは83%,Google Ad Networkは81%,Specific Mediaは78%だった(CNET News.comの報道)。

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