ラックホールディングス(ラックHD)は、民事再生手続き中のニイウス コーと子会社のニイウスから、ディーラー事業を継承することで最終合意に達したと発表した。事業の譲渡価格は84億3000万円。ただしニイウス コーの2008年6月期決算がまだ確定してなく、継承する資産などに変化があった場合は最大7億円まで価格を下げる付帯条項が付いている。
ラックHDは、セキュリティ分野を得意とするラックと、IBM系のSIerであるエー・アンド・アイシステム(A&I)が経営統合して発足した企業。ニイウス コーのディーラー事業を継承する狙いは、ニイウス コーが持つメガバンクや地方銀行などの優良顧客に向けて、ハード提供からシステム開発、セキュリティソリューションまでを一体で提供する体制を整えることにある。
ラックHDの2008年3月期の売上高219億円。これに対し今回継承するディーラー事業は、2008年6月期の見込みで売上高244億円に達している。同期のニイウス コーは架空売り上げの調査などに追われ、通常の事業運営ができなかったが、それでもラックHDは事業規模を2倍以上に拡大できる計算になる。