民放キー局5社の北京五輪担当女子アナウンサー
民放キー局5社の北京五輪担当女子アナウンサー
[画像のクリックで拡大表示]

 地上波とBSの民放事業者132社は2008年7月23日,北京オリンピック(五輪)の公式動画サイトである「gorin.jp」の概要を発表した。北京五輪の放送番組のハイライト映像を,2008年8月6日から無料で配信する。大会期間中に,合計200本以上の動画を配信する予定である。サイトは1日に2回更新し,新しい動画を視聴できるようにする。民放132社はその日の注目シーンを数本ピックアップし,「おすすめハイライト動画」として携帯電話機向けにも配信する方針である。

 このほかgorin.jpでは競技終了後に,ニュース速報を写真付きで掲載する。ニュース速報の掲載本数は1日当たり30~40本になる見通しだ。このほかに中継番組の放送スケジュールや選手を紹介するコラムなども掲載し,北京五輪の関連情報を発信する。gorin.jpの運営は,電通や民放キー局5社などが出資するプレゼントキャストに委託する。

 概要発表の記者会見では,民放キー局5社の北京五輪担当女性アナウンサーが登壇し,民放132社が放送する北京五輪のテレビCMをアピールした(写真)。テレビCMは7月24日から8月24日まで放送される。なおテレビCMの動画はgorin.jpでも視聴できる( テレビCMの視聴Webページ)。

 なお,民放132社は,北京五輪の中継番組が権利者の利用許諾を得ずに「YouTube」や「ニコニコ動画」などの動画共有サイトに投稿された場合の対策も明らかにした。読売テレビ放送(本社:大阪市中央区,社長:高田孝治氏)が開発した違法動画の削除支援ツール「とりし丸」を利用して,動画共有サイトの運営事業者に違法動画の削除を要請するという。