写真1●Androidを移植した携帯端末。ロゴなどをシールで隠しているが,フィンランドのノキア製携帯端末「Nokia N810 Internet Tablet」と見られる
写真1●Androidを移植した携帯端末。ロゴなどをシールで隠しているが,フィンランドのノキア製携帯端末「Nokia N810 Internet Tablet」と見られる
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写真2●米Texas Instrumentsのアプリケーション・プロセッサ「OMAP3430」の開発用ボードに移植したAndroid
写真2●米Texas Instrumentsのアプリケーション・プロセッサ「OMAP3430」の開発用ボードに移植したAndroid
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 2008年7月22日から開催中のワイヤレスジャパン2008において,アイ・エス・ビーが米Googleの携帯電話向けプラットフォーム「Android」をデモしている。展示は携帯端末と開発ボードの2種類。いずれも実際に触って試せる内容だ。

 デモの内容は,AndroidのWebブラウザや各種サンプル・アプリケーションをタッチパネルによる操作で試せるというもの。フィンランドのノキア製「Nokia N810 Internet Tablet」とみられる国内未発売の携帯端末(写真1)と,米Texas Instrumentsのアプリケーション・プロセッサ「OMAP3430」の開発用ボード(写真2)に,それぞれAndroidを移植している。

 同デモの目的は,OSやミドルウエアの移植技術のアピール。アイ・エス・ビーは,2000年に英Symbianの「Symbian OS」向けソフトウエアの開発に参入。Linux/Symbian OSといった携帯端末OSの各種ハードウエア・プラットフォームへの移植,ソフトウエア開発など,モバイル端末開発事業に注力している。