日本アルカテル・ルーセントは2008年7月22日,同社のG-PON(gigabit passive optical network)ソリューションを山口県のCATV事業者である周防ケーブルネットが採用したと発表した。

 G-PONは,ITU-Tで標準化されたFTTH向けPON規格の一つ。最大伝送速度は下り2.5Gビット/秒,上りが1.2Gビット/秒,最大分岐数は64になる。これに対し,NTT東日本やNTT西日本,KDDIやソフトバンクBBといった大手通信事業者がFTTHサービス向けに採用するGE-PONは,IEEEで標準化された規格で,上りと下りの最大伝送速度が1Gビット/秒,最大分岐数は32になる。

 周防ケーブルネットは,G-PONを使ってインターネット接続サービスや,ハイビジョン映像を含むデジタル・テレビ放送サービスを提供する。今回のG-PONシステムは,日本アルカテル・ルーセントのG-PONソリューション「7342 ISAM FTTU」を使って構築するという。

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