東京証券取引所は7月22日12時50分、午前9時21分に停止した派生商品の立会取引を午後1時45分から再開すると発表した。派生売買システムで発生したトラブルを回避する応急処置を講じた。

 週末のシステム変更作業に問題があるとみられることから、変更前の先週末の状態にプログラムを修正して復旧させた。根本的な原因は引き続き調査中。

 今回の取引停止は、派生売買システムで取引参加者に板情報を配信できないトラブルが発生したことから、業務規程などに従って午前9時21分から派生商品の立会取引を計画停止したもの。

 派生売買システムはこの1月に全面刷新した直後の2月にもアプリケーションの不具合で一部取引ができなくなるトラブルが発生した。派生売買システムの動作プラットフォームは富士通製大型IAサーバー「PRIMEQUEST」。OSはLinuxでアプリケーションは富士通が開発し、この1月に稼働している。