ヤフーは7月22日、通信販売サイト「Yahoo!ショッピング」の各種機能を外部から利用可能にするWebサービスAPI「Yahoo!ショッピングWebサービス」の本格提供を開始した。

 同APIを使うと、外部サイトからYahoo!ショッピングの商品データベースにアクセスして、独自の通販サイトやアプリケーションを構築できる。また、バリューコマースのアフィリエイトサービスを利用することも可能。個人ユーザーだけでなく、法人の業務に利用可能な環境も用意している。

 約1500万点の商品からキーワードやJANコード、ISBNコード、カテゴリ、ブランドIDなどで目的の商品と詳細情報を探せる「商品検索API」、商品カテゴリ別や週間/日間の売り上げランキングを調べられる「カテゴリランキングAPI」、約8500種類あるYahoo!ショッピングのカテゴリ情報を取得できる「カテゴリID取得API」を提供する。8月以降に、特定URLのコンテンツと関連性の高い商品情報を得る「コンテンツマッチAPI」、Yahoo!ショッピングの検索ランキング情報を取得する「検索キーワードランキングAPI」、Yahoo!ショッピングの各ストア独自商品コードから商品を検索する「商品コード検索API」などの機能を追加する予定。

 同社は「Yahoo! JAPAN」の技術仕様を無償公開する取り組み「Yahoo!デベロッパーネットワーク」を2005年12月に開始し、これまで「Yahoo!検索」「Yahoo!地図」用など14種類のAPIを提供してきた。Yahoo!ショッピングWebサービスは、2008年5月よりニワンゴ、 きざしカンパニー、バリューコマース、シックス・アパートといった提携企業に先行公開していた。

■関連情報
・ヤフーのWebサイト http://www.yahoo.co.jp/