米Appleは米国時間2008年7月21日に,2008会計年度第3四半期(2008年4~6月)の決算を発表した。売上高は74億6000万ドルで,前年同期の54億1000万ドルから38%増加。純利益は10億7000万ドル(希薄化後の1株あたり利益は1.19ドル)で,前年同期の8億1800万ドル(同0.92ドル)から31%増加した。

 粗利益率は34.8%で前年同期の36.9%から縮小。海外による収入は全売上高の42%を占めた。

 米メディアの報道(CNET News.com)によると,アナリスト予測は売上高が73億7000万ドル,希薄化後の1株あたり利益が1.08ドルだった。

 当期に出荷した「Macintosh」コンピュータは249万6000台で,前年同期から41%増加した(売上高ベースでは43%増)。携帯型メディア・プレーヤ「iPod」の出荷台数は1101万1000台で,同12%増加した(同7%増)。携帯電話「iPhone」の出荷台数は71万7000台で,前年同期の27万台から2倍以上に拡大した。

 同社CEOのSteve Jobs氏によると,第3四半期としては最高の売上高および純利益となり,Macintosh販売台数は過去最高を記録した。

 第4四半期(2008年7~9月)の見通しについては,売上高を78億ドル,希薄化後の1株あたり利益を1.00ドルと予測している。

 前述のメディアが報じる第4四半期見通しのアナリスト予測は,売上高が83億ドル,希薄化後の1株あたり利益が1.34ドルとなっている。

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