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iPhone 3Gの操作体系、「受け入れやすいがパネル仕様に課題」

UI専門会社のU'eyes Design、評価実験の結果を公表

ユーザビリティーテストの様子。被験者がタッチパネル操作でメールを入力している
ユーザビリティーテストの様子。被験者がタッチパネル操作でメールを入力している
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 「iPhone 3Gで新たに提供された操作体系は国内ユーザーにも比較的受け入れやすいが、タッチパネルそのものの課題から使い勝手を低下させている面もある――」。電子機器のユーザーインタフェース(UI)開発会社のU'eyes Designは2008年7月17日、アップルのスマートフォン「iPhone 3G」の使い勝手を評価する実験を行い、報告書をまとめた。

 同社ではiPhone 3Gの発売直後に、被験者に同社施設内のテストルームで実機を使ってもらい、使い勝手を検証するユーザビリティーテスト(使い勝手の評価実験)を実施。被験者は6人で、iPhoneやiPod touchを触った経験がない人を選んでいる。1人当たり45〜60分ほど実機を使ってもらう、いわゆるショートターム評価を行った。実験中の被験者の振る舞いや反応の確認、被験者への聞き取りなどを基に、主に被験者がどの場面で違和感を覚えたかをまとめている。

 報告書によると、評価が高かったのは、写真や地図といったコンテンツを直接タッチして操作するUI設計。操作したい対象物に直接触れて動かす、という操作が直感的で理解しやすいほか、操作に対する反応も緻密に設計されており、被験者が自然に操作を習得できるようになっている。

 またiPhone 3Gでは、メールなどの日本語入力時に、「あ」を押すと四方に「い」「う」「え」「お」のボタンが伸び、そのまま指を滑らせると所望の文字を入力できる。これについても、「ユーザーに受け入れられる可能性が見受けられる。ボタンを複数回押して入力する既存の操作体系より効率が良く、今後置き換わっていく可能性がある」(U'eyes Design)。

 一方で課題として挙げたのが、タッチパネルそのものの特性。iPhone 3Gのタッチパネルは、指が画面に触れたときに発生する微弱電流を検知する静電容量方式を採用している。この方式の場合、爪でタッチしても電気が流れないため検知できない。「女性の被験者において、小さなボタンを爪で押そうとして押せず、指の腹で押そうとすると位置が正確に合わないというケースがあった」(U'eyes Design)という。

 同社は、今回の評価実験の結果をまとめた報告書を、機器メーカーのUI設計技術者などに向け有償で販売している。また、被験者1人当たり1週間程度使ってもらい、その結果を評価するロングターム評価を実施中で、この報告書を7月31日に発売する予定。

 

(金子 寛人=日経パソコン)  [2008/07/18]

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