「ユーザーの45%は、脆弱なWebブラウザーを利用」グーグルが報告ブラウザーの種類で格差、Firefoxでは16.7%だがIEでは52.4%米グーグルは2008年7月16日、同社の公式ブログにおいて、Webブラウザーの利用状況に関する調査について報告した。それによると、同社サイトにアクセスするユーザーの45.2%は、脆弱(ぜいじゃく)性のあるWebブラウザーを使っているという。また、ブラウザーの種類別では、Firefoxのユーザーの83.3%が最も安全とされるバージョンを使っているのに対して、Internet Explorer(IE)の場合には47.6%だったという。 今回の報告は、スイスのチューリッヒ工科大学、グーグルおよび米IBM傘下のインターネットセキュリティシステムズ(ISS)の研究者が2008年7月に発表した論文に基づくもの。この論文では、グーグルのWebサイト(Google)のアクセスログなどを基に、同サイトにアクセスするインターネットユーザーが利用するWebブラウザーの種類やバージョンを分析している。 それによると、2008年6月時点で、59.1%のユーザーが最新バージョンのWebブラウザーを利用していたという。ここでの最新バージョンとは、最新のメジャーバージョンのこと。例えば、Firefoxの場合にはFirefox 2(Firefox 2.0.0.x、調査時点ではFirefox 3は未公開)、IEはIE 7、OperaはOpera 9(9.x)が該当する。最新のマイナーバージョンかどうか、あるいは今までに公開された修正パッチ(セキュリティ更新プログラム)を適用しているかどうかは問わない。 最新のマイナーバージョンを使っているユーザー、あるいは修正パッチを適用しているユーザーの数については、独自のモデルなどを使って分析。その結果、少なくとも45.2%のユーザー(ユーザー数としては6億3700万人)は、安全ではないWebブラウザー(最新版ではないWebブラウザー、あるいは最新のパッチを適用していないWebブラウザー)を利用していることが明らかになったという。 また、Webブラウザーの種類ごとの傾向も分析。それによると、Firefoxでは83.3%のユーザーが最新のマイナーバージョンを利用(図)。主要なWebブラウザーの中では、Firefoxのユーザーが最もセキュリティを気にしていると推測している。 次いで、Safariでは65.3%、Operaでは56.1%のユーザーが最新のマイナーバージョンを利用(あるいは最新のパッチを適用)。IEについては、修正パッチを適用しているユーザーは47.6%だったという。 |